目指すところ

今こそわかったよ　私は今までいろんな人間に会ってきた…わりきれないこと　悲しいこともたくさんあった…
でも
この世に無意味なものなんて何一つない　死んだ人間もひとりもいない

（銃夢/木城ゆきと　7巻　「FIGHT36　空仰ぐ者等」）

こちらは、私が一番好きな漫画の主人公のセリフですが、自分もまさに同じような気持ちで生きています。

これまで、35年ほど生きてきて、様々な体験をしてきました。いっそのこと死んでしまおうか、と思うような辛い出来事も沢山ありましたが、それぞれに何かしら意味があり、長い旅の道中に過ぎないのかもしれません。

そんな中で、漫画の物語に助けてもらったような気がしています。いつか自分でもこうした物語を創造してみたい、と心の中で思っていました。そして、実は誰しもが、胸に秘めた物語があるのに、それは今だ隠されたままなのです。

創造(Creation)は、一人ひとりが持っている可能性です。自分達で新しい「物語」を作り出すことで、きっと沢山の人が幸せを感じられるのではないか、と考えています。漫画がその一つのきっかけになればと思います。

以下は、企業で言うところのミッション・ヴィジョン・バリューのようなものとお考えください。

「語られなかった」をなくす(Unveil Our Memories)

世の中には、様々な出来事があり、人知れずこの世を去っていく人もいます。

死ぬ前の後悔として「思い切って自分の気持ちを伝えればよかった」「自分に正直な人生を生きればよかった」「幸せをあきらめなければよかった」といった思いがよく現れるそうです。

そういった「語られなかった」思いをなくすために、思いを描いていきます。

ファーストスターは、宇宙が始まった原初の星です。その最初の輝きからあらゆる星々が生まれ育っていきました。そんな原初の星には、これまでの宇宙のさまざまなエッセンスが詰まっています。

あなたの中の「一番星(ファーストスター)」にあたる考え、思いを見つけ出し、一緒に輝かせたい。そんな思いで、漫画やイラストを描いていきます。

編纂とは、様々な情報の断片から一つの書物をまとめ上げる作業になります。例えば、「アヴェスターの編纂」という場合、長く口承で伝えられてきた内容を筆写によって一つの経典としてまとめ上げることを指します。

皆さん一人一人の中にも、内に秘められた思い、対話の中で生まれて消えていった言葉・感情があるのではないでしょうか？本当は知って欲しかったことの数々が。

編纂は、一つ一つの情報が整理されたものばかりでないからこそ、難しく地道な取り組みになります。表に出る機会がなかった物語をぜひ一緒に紡いでいきたいと思います。

新しい作品・サービス・デザインなどが思いつくとき、どこかからインスピレーションを受け取っているのではないでしょうか？

そのインスピレーションは、何故かは分からないが、きっとこれが良いに違いないという「目に見えない感覚」を頼りにすることが多いように感じます。

そんな身体の芯にありそうな感覚を皆さんで共有(シェア)していきたいと思います。「第六感」は特別な能力ある誰かのものでは決してありません。

とにかくまずは何かを作っていこうという気持ちで色々なことに取り組んでいきます。MAKEするものは、漫画やイラストに限らず、音楽、絵画、折り紙、人形、同人誌、個人・企業のブランド、サービス、ありとあらゆるものが対象になります。その中で、一番人の心に残る形で届けるための方法を考えていきます。